私は、入社時から機関士になりたいと思っておりました。川崎貨物駅に配属され運転係、運転指導係、運転指導係長と現場で経験し役職をステップアップし、機関士受験への社内選考を経て国家資格合格に向けて猛勉強の始まりです。
1次試験の学科試験は運転法規・運転理論・構造です。指導助役より過去の問題と資料を頂きました。凄く分厚い問題集に「こんなにあるのか。」と思わず声が出そうになりました。特に大変だったのは、計算と構造です。公式が沢山あり覚えるまでひたすら計算問題を解きました。構造は、図や部品の名称だけではイメージが湧かず、指導助役に丁寧に教えて頂きました。
学科試験当日は、これまで勉強してきたことの成果を出せるのか心配でしたが、時間いっぱい使い全ての問題を解くことができたので良かったです。しかし、結果が分かるまでは落ち着かず、駅長から「合格」と聞いた時はとても嬉しかったです。

そして、次に技能試験があります。実際に機関車を使用して出区点検・応急処置・非常の場合の措置・距離目測・運転操縦の5科目を行います。
試験当日は、今までにないくらいの緊張と不安がありましたが、大きな失敗もなく無事に終えることができホッとしました。その後、合格の連絡があった時はとても嬉しかったです。
これでようやく機関士としてのスタートラインに立つことができたのでいつまでも初心を忘れずの無事故・無傷害で頑張ります。