鉄道による海上コンテナの国内輸送ネットワークの強化は、スーパー中枢港湾である京浜港の国際競争力向上に向けた方策の一つであるとともに、低環境負荷型の物流体系構築に向けた取り組みとして期待されています。そのため、「京浜港物流高度化推進協議会(横浜市港湾局・国土交通省関東地方整備局・国土交通省関東運輸局・横浜港メガターミナル梶E神奈川臨海鉄道梶j」では鉄道駅と港の連携強化による効率的な物流サービスの実現を目指し、様々な取り組みを進めてきました。
 今回、その一環として、横浜本牧ふ頭BCコンテナターミナルに隣接する当社本牧埠頭駅に海上コンテナ専用の積替施設を整備し、鉄道輸送と海上輸送のシームレス化を図る実証実験を通して、鉄道利用促進に向けての課題抽出や効果検証等を実施して参ります。
 荷主様、船社様、フォワーダー様などのご協力をお願い致します。

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■本牧埠頭駅を発車する実証実験の1番列車
 
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■荷役ヤードに進入してきたトラック
 
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■新設された荷役ヤードで積替中の海上コンテナ
 


実証実験の概要
実施体制 横浜市港湾局      国土交通省関東地方整備局
国土交通省関東運輸局  横浜港メガターミナル
神奈川臨海鉄道
実施期間 2年間(予定) 平成20年4月〜平成22年3月
対象路線 横浜〜仙台 海上コンテナ専用列車(月〜金1便/日 10TEU)
対象コンテナ
ターミナル
本牧ふ頭BCコンテナターミナル
ダイヤ      【仙台港駅】 (20両)  【横浜本牧駅】    (5両) 【本牧埠頭駅】
8074列車  21:55(発)   →   7:57(着) 8:19(発)   →   8:25(着)
8075列車   5:33(着)   ←  18:47(発) 12:03(着)   ←  11:57(発)
実施内容 ○現状で、横浜本牧駅で取り扱っている海上コンテナ輸送について、その一部(5両分)を本牧
 埠頭駅まで延伸し、今回整備された鉄道積替施設を活用して実験輸送に取り組みます。
○本牧埠頭駅〜BCコンテナターミナルにおいて、ショートドレージの縮減の効果を検証します。
○鉄道積替施設を活用した積替・輸送を試行し、より効率的で円滑な輸送方策を探ります。